高度肥満の診断されるのは、BMI35以上です。
肥満チェックに使われるBMI(体格指数)の計算方法は、「体重(kg)÷身長(m)の2乗」で計算出来ます。この式に当てはめて計算して、BMI18.5以下が低体重、18.5~25が普通体重、25以上が肥満と診断されます。
日本人の成人BMIで35以上の高度肥満の割合は、0.2~0.3%でアメリカと比べると多くありませんが、大学生(男子)でも
体重100kgを超える人も珍しくないということで、最近新しくBMI35以上が高度肥満という定義に変更されました。
変更されると診断以外に何が変わるかというと、治療の対象基準が変わります。
高度肥満の場合には、オーリスタットという肥満治療薬を使った治療が行われることもあります。肥満治療クリニックなどの専門機関で処方されている薬で、食べた脂肪分のうち30%をカットさせる作用があります。
オーリスタットは有効成分の名称で、油分には作用しますが、糖質やたんぱく質には作用しません。つまり、炭水化物メインの食事とオーリスタットを摂取すると効果は低下してしまうということです。
服用方法は、食事中もしくは食後30分以内に1錠服用します。脂肪分の多い食事を摂った時に摂取するのが効果的なので、毎食ではなく脂肪分の摂取が多かったと感じられた時に飲むと良いです。
オーリスタットは通常の薬のように体内に吸収されて蓄積されず、有効成分は未吸収の油と一緒に体外に排泄されます。なので、副作用の心配なく使える点がメリットです。
ただし、未吸収の油と一緒に脂溶性ビタミン(ビタミンA・D・E・K)が流れ出てしまうので、それを補うためにビタミン剤などと併用したほうが安全です。